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【インタビュー】英語を活かし、率先して世界で活躍できる人材にー江波戸 乃々香さん

 

「aretスチューデントマンスリー利用/国際基督教大学新一年生 – 江波戸 乃々香さん」

第1章:aretに来るまで

áretスチューデントマンスリー/国際基督教大学新一年生の江波戸乃々香さん

aretスチューデントマンスリー/国際基督教大学新一年生 江波戸 乃々香さん

 

栃木県日光市生まれ、国際基督教大学に在籍の新1年生。

今の夢は「国連に入り、困っている人がいる国で地に足の着いた活動をすること」

彼女の価値観を大きく変えたきっかけに、ある二つの出来事がある。

国連に入りたいという契機になった出来事の一つは、高2の夏休みに参加したアメリカのカリフォルニア大学での短期サマースクールプログラムへの参加だった。

このプログラムは、難解な議題に対してOBと英語で議論を繰り広げ、模造紙にまとめて考えをプレゼンするという内容であり、従来のホームステイとは全く異質のものだった。

 

「観光をすることもなく、他のホームステイとは全く異なっていました。でも、自由に何を言っても良い空気感がとても有意義で楽しかったです。プログラム参加者の意欲はやっぱり高くて。私もこんなところで勉強したいと改めて思いました」  

 

コワーキングスペースで日々の勉強をしている乃々香さん。áretにいる意味についてお話してくれました。

コワーキングスペースで日々勉強をしている乃々香さん。aretにいる意味についてお話してくれました

 

二つ目は、高校2年生の冬に友人に誘われて参加した、東京開催の「模擬国連」

「模擬国連」とは、国連会議などの国際会議を軸に、中・高・大学生などが運営も含めシミュレーションするサークル活動のこと。

乃々香さんが参加した回の議題は、「平和への権利」に関することだった。

「平和は、すべての人が享受する権利がある。それを実現するためには、各国がどう行動を起こしていくべきか」というテーマについて考えた。

 

「とても難しいテーマでした。話し合うには、そもそも平和という概念、平和への権利とはどのようなものなのかを考える必要がありました」

 

かつては戦争のない状態が平和と定義されていたが、時代ごとにその定義が異なっていくこと、様々な要素が関わって平和という状態が出来上がること、そもそも平和とはどんな状態なのか、という本質を考えるきっかけとなった。

 

「平和という概念はとても深くて面白い。平和に関連することを学びたいと、この時強く思いました」

 

サマースクールプログラムで海外の人の意欲の高さを知ったこと、模擬国連で平和について考えるきっかけをもらったことで、乃々香さんは英語を活かし世界で活躍する仕事に興味を持つことになる。

 

 

第2章:aretに来てから

大学のリモートワークもここで。集中モードと人とコミュニケーションをとるモードに切り替えられ、気分転換にもなるそうです。

大学のリモートワークもここで。集中モードと人とコミュニケーションをとるモードに切り替えられ、気分転換にもなるそうです

 

高校3年生の時に参加したティール組織の読書会で、光林寺で住職を務める井上さんと出会い、aretの存在を知ることとなる。

そして、乃々香さんは設立当初からaretに関わり、勉強時に利用するようになった。

 

「aretには、初対面でも話しかけてくれる人たちがたくさんいます。気を使われることなく温かく受け入れてくれて、初めから居心地が良かったです」

 

日々の中でなんとなく落ち込んでしまう時があっても、aretに集う人と顔を合わせ、他愛もない話をして笑い合う。辛いことを無理に吐き出さなくても良い空気感が心地よく、また頑張ろうと思える。

無理に取り繕う必要がなく、すべてひっくるめた自分自身を受け入れてくれる場所がaretだった。

また、乃々香さんにとってaretとは、「今までの充実を超えた多様なつながりを結んでくれる環境であり、自分にも良い空気を与えてくれる場所」である。

aretからつながった人もそれぞれに同じような価値観を持っていて、目の前にいる人の想いを尊重し、「いまできること」を常に考え、本質を追求できる人が多い。

 

「aretにいる意味は、勉強をするだけではない時間を求めているからです。aretに集う人たちと同じ時間を共有したい。それこそが、aretにいる理由だと思っています」

 

 

第3章:aretから見る未来

 

「aretに来てから性格が明るくなり、日常が楽しくなりました」

 

aretで様々な人と出会い、つながり、楽しいと思うことが増えた。乃々香さんはたくさん笑い、心が豊かになったと自身の変化を感じている。

そう思わせてくれたきっかけは、aretという場に集う”人”だった。

 

「ここにきて、なんとなく自分の中のだめな部分や弱い部分をありのままに出してもいいんじゃないかと思えるようになりました」

 

そう語る乃々香さんにとって、どんな自分でも受け入れてくれるaretという場所のおかげで、もう少し肩の力を抜いて生きていてもいいのではないか、と思うことができた。

 

「aretは、笑顔になれる素敵な空間。より多くの人に知ってほしいです」

 

乃々香さんは、特に不安やプレッシャーを抱えている若者にこの場所を知ってほしいと考えている。

 

「勉強も部活もあり日々たくさんのプレッシャーと不安を抱えている若者が、aretにある多様な価値観に触れ、少しでも前向きに考えられるようになったら嬉しいです。aretがこれからもそういう場所であり続けることを願っています」

 

 

 

乃々香さん、ありがとうございました!いつもaretで熱心に勉強しているひたむきな努力を見ていたからこそ、心の奥にある熱い想いに触れることができてとても感動しました。誰に対しても平等で思いやりに満ち溢れた乃々香さんは、どんな壁にぶつかってもきっと絶対に乗り越えられると信じています。自分の想いや軸を大切に、これからも乃々香さんらしい素敵な人生を歩んでほしいです。いつかここに戻ってきたときに、夢がもっと近くにありますように…*(取材・編集・カメラ:森谷)