お盆の時期が近づくと、亡くなった大切な方々を思い出す方も多いのではないでしょうか。
お盆は先祖を供養する仏教行事であり、亡き人を偲ぶ大切な時間です。仏教ではお盆を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」として知られ、亡くなった方々に食事を振る舞い、感謝の気持ちを表す機会とされています。この行事を通じて、私たちは亡き人との繋がりを深め、心を整えることができます。
また、お盆にはグリーフケア(悲しみのケア)も重要なテーマとして関わります。死者があの世から帰ってくるという信仰には深い美しさがあり、私はそのことをとても大切に感じています。
私自身、グリーフケアを学び実践してきた中で、死別の悲しみを過ごす時間がいかに大切であるかを実感しています。大切な人を失う悲しみは、生活が成り立たなくなるほど深く、つらいものです。しかし、故人が帰ってきてくれると感じることで、亡き人を身近に感じ、その悲しみが癒されるきっかけになると考えています。
お盆を迎えるにあたり、ぜひ亡くなった方の好きなものを供えるなどして、大切な方々を思いながら過ごしていただければと思います。また、光琳寺では「ひかりのポスト」を設置しており、亡き人への思いを手紙として自由に投函できる場所を提供しています。お寺にお参りいただき、静かなひとときを共に過ごしていただければ幸いです。
どうぞ、お参りにお越しください。お寺でのひとときが、皆様にとって心安らぐ時間となりますように。
下野新聞掲載のご案内
このメッセージは、2025年8月11日付の下野新聞に掲載されました。お盆の時期に向けて、亡くなった方々への思いを大切にすることが心のケアにも繋がるという住職の思いが、多くの読者に届きました。
